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齊藤完一、還暦からの挑戦!!
これが何だか分かりますか?
正解は枝豆です。もう少し膨らむと食べごろになります。
この枝豆は齊藤が初めて本格的にビニールハウスで栽培したものです。
ご存知の通り、ビニールハウスは中の温度を高温に保つ事で作物を通常よりも早く成長させたり、本来冬場には生育出来ない作物を栽培する為の施設です。
作物が通常より早く生育すると言う事は、それだけ肥料の量やタイミングがシビアになって来るので、一般的には即効性のある化学肥料を多く使用しなければなりません。
しかし、化学肥料の使い過ぎ、中でも窒素系の化学肥料を使いすぎると、人体に有害な硝酸態窒素の含有量が高い作物が出来てしまう危険が高くなります。
そのため、齊藤はこれまで露地栽培にこだわって来ました。
以前にも齊藤の堆肥へのこだわりに付いてご紹介しましたが、齊藤は今年から施設栽培でも化学肥料を使わない農法に挑戦する事になりました。
きっかけはこのビニールハウスです。
ミニトマトを専門に栽培していたハウスだったのですが、人手が掛けられない所に今年の異常な暑さで、完全に壊滅状態となっていました。
本来であればこんな状態から引き受ける人などいないのでしょうが、それが逆に齊藤の闘志を燃やすことになったのかもしれません。
周囲からは反対の声もありましたが、齊藤は1,500坪もの広大なビニールハウスの経営に乗り出す事を決断しました。
齊藤はハウスを引継ぐと、すぐにいくつかの作物の種を撒きました。勿論従来の化学肥料に頼る農法でなく、肥料は堆肥だけを使用します。
ここへ来て少しずつ結果が出て来ました。
始めにご紹介した枝豆、そして同じハウスの中と思えない程立派に成長しているのはカボチャです。
やはり収穫出来るまでにはもう少し時間が必要ですが、これからも齊藤の化学肥料に頼らないハウス栽培への挑戦は続きます。
2010.10.7 管理人